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性拷問 堕ちた女捜査官
第6章 傷心 ① 自慰
既に赤紫に変色し腫れた、引っ掻き傷に、洗濯バサミを当てる。
(ちょっとぉ、あれって普通の洗濯バサミじゃない? エッチで使うのって、SMプレイ用の、バネが弱い木製なのに・・
あんなので挟むなんて、愉しみじゃ無く、ホントの拷問よっ)

ヤキモキする陽子の心配をヨソに、傷痕の肉を、それもわざと薄く挟む ますみ。
ゴクリッ・・陽子の喉が鳴る。
(痛っ・・)・・陽子が思わず眼を瞑る。

ただでさえ敏感なリンパ腺上で、鼠蹊部近くの太腿の肉、しかも傷付き、神経が鋭敏にささくれだっていたから、尋常では無かった。
案の定、ますみの予想を遥かに越えた激痛が奔った。
「・・あ、あうっ、うぐぅっ」
余りの苦痛に、跳ね上がるお尻、慌てて洗濯バサミを外す ますみ。

[安西っ、どうした? そんなんじゃ、秘密捜査官、失格だゾッ?]
(えっ? 秘密捜査官? あの娘の相手って、組織の男なのっ?)
再び、ますみの一人芝居、相手を特定しようとする陽子。

「き、教官ぅ、すみません、耐えますから、もう一度」
(えっ、教官っ? 何人もいるけど、ま、まさか、あの娘っ?)
陽子の脳裏に、佐伯の精悍な顔が浮かんだ、自分の身体を好きに弄んだ末に、秘密捜査官失格の烙印を押し捨てた男が・・

そんな陽子に、見られているのも知らず、自虐を再開する ますみ。
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