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籠の中の天使
第11章 散る花



なら、誰と繋がりたいの?

意地悪な声が聞いて来る。


「南斗…。」


南斗になら、どんなに辱められても平気なの…。

南斗になら、全てを曝け出す事も厭わない。

私のやらしい身体は南斗を思うだけで熱くなる。

アソコが涎を出し、お腹の中がキュンとする。


「咲都…、大丈夫?」


向井さんが私の顔を覗き込む。

いつの間にか花火は終わってた。

人混みが去るまで私の為に少し待った方がいいと茂君と峯岸君が話をしてる。


「向井さん…。」

「どうしたの?」


峯岸君が怖いのだと相談すべきだった。

相変わらず人付き合いが上手く出来ない私は、結局、何も言えずに終わってしまう。


「腹が減った。飯でも食ってから帰ろうぜ。」


そう言う茂君だけど私と杉山さんだけは食欲が無いからと先に帰る事にする。


「ねえ、咲都…、モッチーの連絡先とか知ってる?」


帰りの電車の中で杉山さんが聞いて来る。

まだ花火大会の影響で電車内が混んでるから私と杉山さんはドアの前で立って話をする。


「お兄さんの方しか知らない…。」

「なら、お兄さんの連絡先を教えて…。」

「病院の規則で教えられないの…。」

「じゃあ、病院を教えてよ。」


答える事が出来ないから俯くだけになる。


「嘘つきっ!本当は咲都が教えたくないだけでしょ?咲都もモッチーの事が好きだから…。」

「杉山さん…。」


声を荒らげる杉山さんを電車内の人が何事かと見てる。


「咲都って狡いっ!モッチーを独り占めしようとする、あんたなんか友達じゃない。」


ホームに電車が停まり、ドアが開くと杉山さんが飛び降りながら私に最後通告をする。


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