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嘘の数だけ素顔のままで
第7章 痴漢【2】
 朝飯は普段通りに食べたしいつもの時刻に家を出た。道路は空いていたしめずらしく赤信号に止められることも少なかった。今頃教室に着いててヒタチノゾミにスマホを返していたはずだろう。だが、コトブキの運転する車は郊外の県境を目指してパソコン教室とは反対の方向に走っていた。

 初体験の相手とは偶然出会って恋をしたいだとか歳の差は三つまでがいいだとか素人がいいだとか言っていられなくなった。



 気が済むまでサイトを閲覧した最後にヒタチノゾミのラインを見てしまった。もし『先生』からラインがきていたら開いた瞬間に既読になってしまう、そういう懸念は徹夜明けの頭には無意味だったし『先生』が『先生』という名前を使っているはずがなかった。

『先生』はアニメの少女のアイコンで鬼守丸というハンドル名で追加されていた。オニノカミマル……読み方がよくわからなくてとりあえずそういうことにしてコトブキは納得した。

 数十分あとになってからわかったことだが、受講関係の用紙に講師・丸山哲郎と載ってあった。ラインがきていたからもちろん既読になった。


 画像が添付されていた。送信元は鬼守丸。ヒタチノゾミのポルノ……屹立を口に咥え込んでいて鬼頭の丸みを頬に浮かび上がらせている。恨みがましい瞳はカメラ目線だった。男の黒いスラックスにコトブキは見覚えがあった。

 送信された日付は昨日。やはりあのときの男が『先生』だというのは揺るぎようのない事実だった。画像の添付は他にもまだあった。


 日付は一昨日。送信元はヒタチノゾミ。アソコを人差し指と中指の二本でくつろげている。M字に投げ出した脚と腰を突き出しているせいで尻の穴まで見えそうだった。

 この画像が送られる直前のやり取りには『先生』からの指示があって、たった一言、みせろ、そしてヒタチノゾミからは、はい、とだけ返信があった。


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