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嘘の数だけ素顔のままで
第7章 痴漢【2】
 簿記やパソコンといった話題からラインの内容は一変していた。質問する側とされる側という立場も入れ替わっている。


 これまでのセックスした経験人数。初体験の時期。それは誰とどこでどういった状況で、といったことにまで及び、

 他には、男にぶたれたことはあるのか、青姦はヤッたことがあるのか、海水浴ではどうだっただとか、複数は経験あるのか、男に傷つけられたセックスはあったのか、さらには旦那との馴れ初めや夫婦の性生活については殊更詳細に質問されていて、

 営みは週に何回あるのか、前戯はどのくらいの時間をかけるのか、ゴムはつけるのか、体位は何種類ヤッているのか、挿入して射精するまでの時間はどのくらいだとか、

 普段より盛り上がるセックスは年に何回あるのか、そのキッカケのようなものはあるのか、旦那に変わった性癖はあるのか、オナニーの見せ合いはするのか、大人のおもちゃは使うのか(男性用も含む)、

 などとタメ口で訊いていたのだった。ヒタチノゾミは、それら全部の質問にラインを返していた。


 二人が男女の関係になったのはその翌日、職業訓練が始まって二日目のことだった。その動かぬ証拠が画像として残されていた。場所は教室のトイレ。汚辱の印がヒタチノゾミの顔じゅうにかけられてあった。

 コトブキは、クラスの皆にトイレで不倫したことや『先生』に必死で嘘を取り繕ったことが、それこそ死にたくなるくらい虚しく感じられた。


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