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嘘の数だけ素顔のままで
第9章 孤立【1】
 授業はコトブキが欠席した昨日から始まったパワーポイントで、数日後にプレゼンする為の資料集めだった。ほとんど自習のような雰囲気で教室はうるさかった。

 うるさかったもうひとつの理由に、『先生』の方から老舗デパートの元従業員に話しかけていたことだ。そのどさくさの中で『先生』はヒタチノゾミに指令を与えていた。

『先生』がピンチアウトのような指の動きをしたときに机の下で誰にも悟られないようにヒタチノゾミは脚をひろげていたのだ。


 コトブキの位置からだと、ヒタチノゾミのショーツが両の足首の間で今にも引き千切れてしまいそうなくらい伸びきっているのがちょうど見えた。ヒタチノゾミが片時もジッとしていられなくなってくるとスカートが捲れ上がってきた。

 直に見たヒタチノゾミの太股は写真よりずっと肉づきがよくてぬめ白かった。だから、太腿のあわいに黒い叢を見つけたときは、ただもうそれだけで卑猥な感じがした。


『先生』は積極的に女に話しかけているような気がした。コトブキ以外の人間でヒタチノゾミに注意をむける者は誰一人としていなかった。『先生』はときどきヒタチノゾミに流し目を送った。ヒタチノゾミは太腿のあわいに腕を重ねるように置いていたが、

 一方の手は明らかに自慰をしていた。


 コトブキがそれとなく動くとヒタチノゾミは咳払いをさせた。少しずつ俯いている時間が長くなった。時折顔を上げるときは必ず『先生』の方を見た。湿っぽい音が……下から聞こえるようになってきた。


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