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硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
ガチャリとドアの開く音がして、脱衣所に高臣が入ってくる。
「えぇ?! 眞斗?!」
「……他の奴がいたら困るだろ」
「なっ、何ッ?!」
慌てて立ち上がったまゆなは、バスタオル一枚の身体を、両手で隠すように抱きしめる。
「……待ちくたびれた」
そういうと、高臣はまゆなの身体をひょいと抱き上げ、ベットルームへと連れ去った。
「まゆ、ちゃんと温まってきた?」
脱衣所で悩み過ぎて冷えたまゆなの身体。その身体に、高臣が心配そうに触れる。
「うん……」
どこか虚ろなまゆな。頭の中は後悔でいっぱいだ。
(下着、やっぱり履いとけばよかった)
バスタオルを外されたら素っ裸だ。ヤル気満々みたいで恥ずかしい。まゆなは思わずバスタオルの胸元をキツく握り締める。
「まゆ、手、離して?」
「やっ、やだ!」
いきなり核心に触れる高臣に、まゆなは思わず即答する。
「何で?」
少し不機嫌な高臣の声。
「う……だっ…て……あの……し、下着……着けてない」
ここで喧嘩になるのは嫌だし、隠してもすぐバレる。
高臣から顔を逸らして、目をキツく閉じながら、まゆなは小さな声で正直に答えた。
「えぇ?! 眞斗?!」
「……他の奴がいたら困るだろ」
「なっ、何ッ?!」
慌てて立ち上がったまゆなは、バスタオル一枚の身体を、両手で隠すように抱きしめる。
「……待ちくたびれた」
そういうと、高臣はまゆなの身体をひょいと抱き上げ、ベットルームへと連れ去った。
「まゆ、ちゃんと温まってきた?」
脱衣所で悩み過ぎて冷えたまゆなの身体。その身体に、高臣が心配そうに触れる。
「うん……」
どこか虚ろなまゆな。頭の中は後悔でいっぱいだ。
(下着、やっぱり履いとけばよかった)
バスタオルを外されたら素っ裸だ。ヤル気満々みたいで恥ずかしい。まゆなは思わずバスタオルの胸元をキツく握り締める。
「まゆ、手、離して?」
「やっ、やだ!」
いきなり核心に触れる高臣に、まゆなは思わず即答する。
「何で?」
少し不機嫌な高臣の声。
「う……だっ…て……あの……し、下着……着けてない」
ここで喧嘩になるのは嫌だし、隠してもすぐバレる。
高臣から顔を逸らして、目をキツく閉じながら、まゆなは小さな声で正直に答えた。