この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
硝子の初恋
第6章 怖いくらいに幸せ
ガチャリとドアの開く音がして、脱衣所に高臣が入ってくる。

「えぇ?! 眞斗?!」

「……他の奴がいたら困るだろ」

「なっ、何ッ?!」

慌てて立ち上がったまゆなは、バスタオル一枚の身体を、両手で隠すように抱きしめる。

「……待ちくたびれた」

そういうと、高臣はまゆなの身体をひょいと抱き上げ、ベットルームへと連れ去った。


「まゆ、ちゃんと温まってきた?」

脱衣所で悩み過ぎて冷えたまゆなの身体。その身体に、高臣が心配そうに触れる。

「うん……」

どこか虚ろなまゆな。頭の中は後悔でいっぱいだ。

(下着、やっぱり履いとけばよかった)

バスタオルを外されたら素っ裸だ。ヤル気満々みたいで恥ずかしい。まゆなは思わずバスタオルの胸元をキツく握り締める。

「まゆ、手、離して?」

「やっ、やだ!」

いきなり核心に触れる高臣に、まゆなは思わず即答する。

「何で?」

少し不機嫌な高臣の声。

「う……だっ…て……あの……し、下着……着けてない」

ここで喧嘩になるのは嫌だし、隠してもすぐバレる。

高臣から顔を逸らして、目をキツく閉じながら、まゆなは小さな声で正直に答えた。
/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ