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硝子の初恋
第7章 初めて一緒のクリスマス
「トナカイに犯されんの、どんな気分?」

潤った蜜壺に、欲情の猛りがゆっくりと挿し入れられた。

「あッ、ンッ、トナカイッ、気持ちいッ」

可愛いトナカイを頭に乗せたまま、まゆなを見下ろす高臣は、いつもよりも鋭い目付きをしていて、射すくめられたように、まゆなは高臣から目が離せなかった。

「エッロいサンタ」

高臣が口の端を上げて意地悪く笑う。その顔に、まゆなの胸が締め付けられる。

「……ッ」

一瞬顔を歪めた高臣が、その腰をゆっくりと動かし始める。

「やッ、あァッ、眞斗ッ」

高臣の顔はいつも通り、ドキドキするくらい色っぽいのに、頭の上のトナカイがその雰囲気をおかしなものに変える。

(変な感じ……なんか、ホントにトナカイに犯されているみたい)

その雰囲気に慣れて来たのか、まゆなはそんな事をぼんやりと考えていた。

「あッ、あァッ、やンッ」

だんだんと激しくなる高臣の腰付きに、まゆなは背中を仰け反らせ、目をキツく瞑った。

「ンッ、あァッ、もッ、イッ」

ぶるっと震えたまゆなの身体が、一気に引き締まる。

「─────…ッ」

快楽の波に飲み込まれながら、ぼんやりと目を開く。

サンタが見上げたトナカイは、すっかり獣の目付きに変わっていた。

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