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硝子の初恋
第1章 憧れの王子様
『続けていきます。一年!
見た目かわいいのにガッツリ肉食、サッカー部、渡辺 修士[わたなべ しゅうじ]
セレブな日本人形、正統派お姫様、立石 つぐみ[たていし つぐみ]』
各学年の王子様お姫様を発表し終え、司会者は客席を見渡す。
思い思いのプレートがあちこちに掲げられ、さながらアイドルのコンサート会場のようだ。
『さぁ、この6人の中から、一番票の多かった我が校No1は─────』
勿体ぶって一呼吸置く司会者。
『二年の高臣眞斗くんです!』
きゃ─────ッ
割れんばかりの歓声が、司会者マイクを伝って校内に響く。
『……あれ? ……高臣眞斗くん? 高臣くーん?』
ステージには名前を呼ばれた他の5人が並んでいる。
が、No1と発表された当の本人がいない。
司会者や開催者、先生たちは慌てて高臣を探していた。
見た目かわいいのにガッツリ肉食、サッカー部、渡辺 修士[わたなべ しゅうじ]
セレブな日本人形、正統派お姫様、立石 つぐみ[たていし つぐみ]』
各学年の王子様お姫様を発表し終え、司会者は客席を見渡す。
思い思いのプレートがあちこちに掲げられ、さながらアイドルのコンサート会場のようだ。
『さぁ、この6人の中から、一番票の多かった我が校No1は─────』
勿体ぶって一呼吸置く司会者。
『二年の高臣眞斗くんです!』
きゃ─────ッ
割れんばかりの歓声が、司会者マイクを伝って校内に響く。
『……あれ? ……高臣眞斗くん? 高臣くーん?』
ステージには名前を呼ばれた他の5人が並んでいる。
が、No1と発表された当の本人がいない。
司会者や開催者、先生たちは慌てて高臣を探していた。