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硝子の初恋
第2章 変わってしまった関係
「私、昨日どうやって帰ってきた?」
どうしても思い出せず、まゆなは母親に尋ねた。
「ああ、担任の先生と保健の先生が送ってくれたのよ。体育倉庫に閉じ込められてたんでしょ? 助け出された時には気を失っていたみたいよ。暑さにやられた?」
「あー……」
母親の言葉に、高臣と共に体育倉庫に閉じ込められていた事を思い出す。
そして、違う意味で"熱さ"に"ヤられた"かも……。
「まゆ? ご飯は?」
「……いらない」
「大丈夫? せめて水分は摂って行きなさい」
「はーい」
まゆなは、母親に差し出されたグレープフルーツのジュースを飲み干した。
「行ってきます……」
コップを置いて立ち上がる。
「あ、今日は送ってくよ。先生にもそうしろって言われたし」
母親が、車のキーを持って駆け寄った。
どうしても思い出せず、まゆなは母親に尋ねた。
「ああ、担任の先生と保健の先生が送ってくれたのよ。体育倉庫に閉じ込められてたんでしょ? 助け出された時には気を失っていたみたいよ。暑さにやられた?」
「あー……」
母親の言葉に、高臣と共に体育倉庫に閉じ込められていた事を思い出す。
そして、違う意味で"熱さ"に"ヤられた"かも……。
「まゆ? ご飯は?」
「……いらない」
「大丈夫? せめて水分は摂って行きなさい」
「はーい」
まゆなは、母親に差し出されたグレープフルーツのジュースを飲み干した。
「行ってきます……」
コップを置いて立ち上がる。
「あ、今日は送ってくよ。先生にもそうしろって言われたし」
母親が、車のキーを持って駆け寄った。