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硝子の初恋
第14章 ご褒美はスイートルームの甘い夜
記録会当日。
「眞斗、頑張ってね!」
高臣は着替えの為に更衣室へ向かい、まゆなは観覧席に向かう事になる。
別れ際、まゆなは高臣の手をギュッと握って言った。
「ん、社長にスイートルーム頼んどいたから、まゆとやりまくる為に絶対自己ベスト更新する!」
イタズラっぽく笑う高臣の表情は柔らかい。これなら程よい緊張感の中で、本当に自己ベストが出せそうだとまゆなは安心した。
「……この際動機が不純でもいいから頑張って」
まゆなと高臣が笑い合う。
チュッと高臣の唇がまゆなの唇に触れた。
軽く触れるだけのキス。遠巻きに囲っていた高臣ファンの女の子たちから悲鳴が上がった。
「んじゃ、行ってくる」
まゆなの頭を撫で二ッと笑うと、高臣は更衣室に向かって歩き出す。
その逞しい身体は、つい最近までスランプだった事など微塵も感じさせない。自信に満ち溢れた背中だった。
「眞斗、頑張ってね!」
高臣は着替えの為に更衣室へ向かい、まゆなは観覧席に向かう事になる。
別れ際、まゆなは高臣の手をギュッと握って言った。
「ん、社長にスイートルーム頼んどいたから、まゆとやりまくる為に絶対自己ベスト更新する!」
イタズラっぽく笑う高臣の表情は柔らかい。これなら程よい緊張感の中で、本当に自己ベストが出せそうだとまゆなは安心した。
「……この際動機が不純でもいいから頑張って」
まゆなと高臣が笑い合う。
チュッと高臣の唇がまゆなの唇に触れた。
軽く触れるだけのキス。遠巻きに囲っていた高臣ファンの女の子たちから悲鳴が上がった。
「んじゃ、行ってくる」
まゆなの頭を撫で二ッと笑うと、高臣は更衣室に向かって歩き出す。
その逞しい身体は、つい最近までスランプだった事など微塵も感じさせない。自信に満ち溢れた背中だった。