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硝子の初恋
第14章 ご褒美はスイートルームの甘い夜
チュッ
「んあッ」
まゆなの胸の膨らみに、高臣の唇が降りてくる。

音を立てて吸われる度に、まゆなの口から甘い声が漏れた。

「まゆ、星空眺めながらすんの、どんな気分?」

まゆなへの愛撫を止めないまま、高臣が聞いた。

「あぁッ、んっ、なんかっ、いやらしッ、はぁっ」

胸の尖端に絡みつく舌。膨らみ全体を包み込んだ高臣の手は、ゆっくりと円を描く様に動いている。

「そっ、外でしてるみたいッ、んッ」

まゆなはガラス張りの天井を見上げる。

満天の星空。冷え込む日ほど星が綺麗に見えるなんて冬は意地悪だ。

「空から見られちゃうかもな」

高臣の言葉に、まゆなの心臓が忙しくなる。

全裸で、三面ガラス張り。低空飛行のヘリコプターでも通れば丸見えだ。

「やだっ、あンッ、あっちの部屋っ、行こ?」

高臣にしがみついたまゆなは、先程までいたダイニングルームを指差した。
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