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硝子の初恋
第5章 名前は特別の証?
4時限目終了のチャイムが鳴り、教師が教室を出て行くのを見計らって、まゆなは教室に入る。
「まーゆーなーさんッ! 今はもう昼休みですけど!!」
待ちくたびれた沙有里が、まゆなの机にきて低い声を出した。
「ごっ、ごめん……」
まゆなは顔を真っ赤にして俯いた。
「随分とお楽しみだったようで、良かったですね〜?」
冷やかし……羨ましさ……ヤキモチ……複雑な心境の沙有里だ。
「心配してくれてたよね。ごめんね」
顔を真っ赤にしたまま、まゆなは上目遣いで沙有里を見て謝った。
結局、高臣には、あの後も何度も求められ、沙有里からの怒りの電話でようやく解放された。
最近の高臣は、いつもそうだ。
部活の後は疲れもあるのか、多分普通のカップルくらい。でも、泊まりの時や、今日のように朝からとなると、まゆなが途中で意識を失う程、何度も求めて来る。
(今までいろんな女の子としてたんだから、1人に絞ればそうなるよね……。はぁー、贅沢な悩みだけど……疲れる……)
まゆなは机に突っ伏した。
「まーゆーなーさんッ! 今はもう昼休みですけど!!」
待ちくたびれた沙有里が、まゆなの机にきて低い声を出した。
「ごっ、ごめん……」
まゆなは顔を真っ赤にして俯いた。
「随分とお楽しみだったようで、良かったですね〜?」
冷やかし……羨ましさ……ヤキモチ……複雑な心境の沙有里だ。
「心配してくれてたよね。ごめんね」
顔を真っ赤にしたまま、まゆなは上目遣いで沙有里を見て謝った。
結局、高臣には、あの後も何度も求められ、沙有里からの怒りの電話でようやく解放された。
最近の高臣は、いつもそうだ。
部活の後は疲れもあるのか、多分普通のカップルくらい。でも、泊まりの時や、今日のように朝からとなると、まゆなが途中で意識を失う程、何度も求めて来る。
(今までいろんな女の子としてたんだから、1人に絞ればそうなるよね……。はぁー、贅沢な悩みだけど……疲れる……)
まゆなは机に突っ伏した。