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硝子の初恋
第5章 名前は特別の証?
「お疲れのところ申し訳ないですけど、昼休みに保健室に呼ばれてるでしょ? お弁当食べてとっとと行くよ!」
沙有里は、まゆなの机にドンッとお弁当箱を置き、ぱっぱと広げて食べ始めた。
「そうだった……もう血は止まってると思うけど……」
まゆなはノロノロと身体を起こし、沙有里の隣にお弁当を広げて食べ始める。
「……ねぇ、まゆな」
沙有里にしては真剣な、少し含みのある話ぶりに、まゆなは驚いて顔を上げる。
「ど、どうしたの?!」
「……うん……」
ハキハキ喋る沙有里にしては、珍しいこの態度。
「……沙有里?」
「……侑吾先輩って、ステキだよね」
「……ゆーご? って誰?」
まゆなの声に、沙有里の顔が真っ赤になる。
「なななな何言ってんの?!」
「ごめん、思い当たる人がいなくて……。誰だっけ? えっと、ゆーご先輩?」
沙有里は、まゆなの机にドンッとお弁当箱を置き、ぱっぱと広げて食べ始めた。
「そうだった……もう血は止まってると思うけど……」
まゆなはノロノロと身体を起こし、沙有里の隣にお弁当を広げて食べ始める。
「……ねぇ、まゆな」
沙有里にしては真剣な、少し含みのある話ぶりに、まゆなは驚いて顔を上げる。
「ど、どうしたの?!」
「……うん……」
ハキハキ喋る沙有里にしては、珍しいこの態度。
「……沙有里?」
「……侑吾先輩って、ステキだよね」
「……ゆーご? って誰?」
まゆなの声に、沙有里の顔が真っ赤になる。
「なななな何言ってんの?!」
「ごめん、思い当たる人がいなくて……。誰だっけ? えっと、ゆーご先輩?」