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第4章 第４章　戦闘機部隊

　アラート勤務を経験すると毎回緊急発進があるわけなでない
　そこで待機中にトランプをしたりダベったり雑談などしている
　地上と上空では、ここまで性格がちがうのか～というのが多いのが戦闘機部隊の特徴
　自分もそうらしい
　ナンパが趣味など絶対にいわないバレないように釣りや読書などといってごまかす
　ある日、レーダー上に日本に近づく機影があると報告を受ける
　１度あがるとしばらくはもどれないのでトイレにいく
　もどってきて椅子に座っていると大声で指示が出る
　０１０２スクランブル！！！
　体の芯からアドレナリンが噴出す。訓練が習慣になり体が勝手に動きイスを蹴飛ばし走っていく。もう頭の中は真っ白だった。戦闘機の横についている梯子をかけあがる。そしてコクピットに座りエンジンスタート。エンジンがまわり高音がひびく。アドレナリンはＭＡＸ。自分がどんどん変わっていくのがわかる
　しかし、不思議と冷静で心が落ち着く。ヘルメットをかぶり酸素マスクを装着し管制塔に、緊急発進をつげる。全部英語でオーダーとなる
　戦闘機部隊には半年に一度かわるが部隊のコールサインという相性的な名前がつく。この時はリノだった
　○○タワー　リノ０１０２リクエストスクランブルオーダー
　リノ０１０２　○○タワー　スクランブル
　地上では飛行機の周りを整備員がかけまわり準備をしてくれる
　訓練と違うのは実弾、訓練用の模擬ミサイルではなく赤色の本物のミサイルを搭載している
　やがてエンジンが完全にまわり地上の性便からもＧＯサインが出る
　○○タワー　リノ０１０２　リクエストタキシー
　リノ０１０２　クリアツータキシー
　ラジャーリノ
　体はあつく酸素マスクを通して僚機の先輩の息遣いがきこえる
　リノ０１０２　クリアドフォーテイクオフ　ランウエイ○○
　ラジャー　リノ
　離陸してよし
　ちょうどＪ○Ｌが離陸しようと滑走路手前でまっていた
　軽く操縦席に敬礼すると向こうから返礼される
　そして２機で離陸開始