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メイ
第1章 パート
主婦の永山芽郁はその日もパートの新聞配達に出た。
夕刊を自転車で慣れた足取りで漕ぎながら、ポストに入れていく。
彼女にとっては、自宅近くのいつもの見慣れたコースである。
道行く近所の人に挨拶など交わしながら、こなしていく。
一筋の風が彼女の長い髪を靡かせては
シャワーを浴びて来たばかりの髪を
ぷーんとシャンプーの香りを漂わせながらコースは中盤に差しかかる。
キキッと自転車を停めると彼女は集金バックをカゴからとるとアパートに入っていく。
「こんこん」「こんこんこん」
アパートの中からズタズタと歩いてドアに向かう音が響いている。
アパートは大通りから中路に逸れた道を入り、さらに路地裏の奥まった場所にある暗ぼったい日当たりの悪い場所にある一見アパートがあるのかも近所の住人すら気づかないような場所にある。
よーく目を凝らすと、「あれ?アパートか?あれ」
みたいな感じである。
逆に言えば、目を凝らさないと気づきもしない。
宅地の空いたスペースに無理やり作られたようなボロアパートである。
だから風呂もシャワーすらないような学生さんが使うような場所。
昔はこういうアパートは珍しくもなかった。
地方はおろか都内にも各地に存在した。
芽郁は結婚して10年経とうとしていた主婦だ。
旦那は大企業で働いていたが、こういうご時世だ。
在宅ワークを強いられており、自宅にずっといた。
彼女にとっては、それがとても苦痛で、数ヶ月前からパートを始めたのだ。
彼女が唯一ホッとする時間だったが。
「来たな。中に入れ」
「。。。はい」
男は徐に封筒を取り出すと溜まっていた新聞代を芽郁に手渡す。
独身男性だらけの住む見窄らしい小汚いアパート。
そんな彼女に似つかない場所で一際際立つように、派手さはなく、地味な彼女でも目立つ。
そんな男性の集まった溜まり場のような中を奥に進んでいる彼女。
男は何かを言うような素振りすら見せない。
そんな男性ら4人くらいか?カードゲームを遊んでいた。
カードゲームなどに全く興味のない芽郁にとっては、花札にもトランプにも見える。
そんな男たちがいる隣の部屋の襖を開けると、芽郁は上着を脱ぎ出した。
彼女の白い背中に純白のブラジャーが現れる。
ジャージのズボンを脱ぐとパンティが姿を表す。
男らは彼女を見ながらじゃんけんを繰り返していたが。
「よっしゃー!」
誰か1人が勝ったらしい。
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