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サイドストーリー10
第5章 好きと言って
梅雨の季節で雨が降り続く。
今朝の天気予報で、今日で17日連続の雨だって言ってたっけ。
今日は七夕なのに。
そんな雨の中、私は今から―――

好きな人に会いに行く。

言葉にするとこんな簡単なことが実は難しかったりする。

遠くにいたり
自分だけが好きだったり
もう会えない人だったり・・・

会いに行けるということは
簡単じゃなくて、すごいことだ。

あなたに会いに行く。

何気ないことで
何より難しい。
そして何より大事なことだ。

会いたくても会えない人もいる。

「レン先輩!」

お店を閉める時間だ。
シャッターを下ろすその姿に安堵する。

あぁ、会いに来ていいんだ。
その関係に安堵する。

「梨乃。ちょうど閉めたところ。
このまま行こうか。
あ、着替えようか?」

レン先輩は酒屋のごっつい前掛けを外しながら苦笑いした。

「そのままで」
「そうか?」
「はい」

二人で手をつないで、常連さんになった商店街の小さい飲み屋さんに入った。
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