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第15章 Love１４：利用する男

「ほらここに寝て」
ポンポンとベッドを叩かれて、言われるままにベッドに横たわってしまう私。

「足、開かないと」

仰向けになって片方の膝を立てると、店長の手がその膝に触れた。グイッと開かれてその器具をクリトリスに当てられる。チュッと一瞬で吸い付いて、プルプルと細かく振動する。

「はぁぁああぁんっ」
下半身がクネクネと動いてしまう。

強制的に絶頂感をかきたてられてしまう感じ。気分も情緒も関係なく、こんなに一瞬で…


「うーん、それか…ちょっと待ってて」

イキそうだったのを止められてしまい、つい残念な吐息が漏れてしまう。


「これこれ、どう？」
（どう？と言われても…もう何でもいいから…）


店長が持ってきた箱に入っているバイブは男性器の形とは違うものだった。ゆるいＳ字のカーブで、言われなければ何だか分からないかもしれない。

「やってみる？」

手際よく箱から出したものに、またトロトロの液体を垂らしてからニュルッと挿入した。

「うぅっ…」

腰がビクッと反応した私を見て店長がニヤッと笑った。刺激する場所がこれまでのものとは違い、浅い部分を集中的に刺激してくる。ほんの少し飛び出た突起は、ちょうどよくクリトリスに触れながら震えていた。


抜き差ししなくても快感が増してくる。声も出さずにその気持ちよさに集中してしまう。

「さっきのよりこっちの方が好き？」

そう尋ねられても、既に絶頂寸前で、言葉を紡ぐことなど到底できなかった。