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blossom
第20章 Love19:狂わせる男
涼くんがカラカラと鎖の音をさせて、もう一つのベルトを近づけてきた。太めのベルトは太ももに巻かれ、カラカラと引き上げられる。

両手と片足が宙に浮いた不安定な体勢になったと同時に、スカートはめくれ上がり、秘密の場所がもう潤っていたことが詳らかにされてしまった。


電マがクリトリスに狙いを定めた。

ストッキングとショーツでは振動を和らげることもできず、一秒ごとにあの快感が近づいてくる。

「さくら、どうする?」

「え…?な、なに?」

「何度もイクのと、一回だけすっごいのと、どっちがいい?」

つま先からジンジン来はじめているのに、この間みたいにずっとイケないなんて嫌。
「いっぱい…イキたいっ」

「そっか。オッケ!」


ロングスカートの中に手を潜り込ませて、私の腰にベルトのような何かを巻いた。テキパキと手際よく何かボタンをとめているようだけれど、何も見えないので分からない。

「これでいいかな」

「ちょっと…どうするの?どういうこと??」
(私はまだ靴だって脱いでないのに。)

不自由な手では何をすることも出来ない。


ブーンという振動が再開した。でも今度は服の上からじゃなくて、ショーツ越しだ。

さっきと変わったことはただ一つ。
涼くんが私から離れてもその振動は離れていかないことだ。
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