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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第7章  ネイキッドドール
 小林は一旦撮影をやめ、スマホを机の上に置いた。
 そしてキャスター付の椅子を引き、移動を始める。
♪カラカラカラカラーーー
 机を廻り込むように、優夏の元に戻る小林。
 優夏の顔が引きつる。
 “椅子なんか持ってきて、何するき?”
 繰り返される変態行為に、優夏は怯えていた。
♪カラカラカラカラッ
 優夏の背後で椅子は止まった。
 そして背後から、小林が優夏の右横に立つ。
「ぅっ…」
 驚く優夏。
「そうだっ、これつけるの忘れてたよ」
 小林が机の上に並ぶ、アダルトグッズに手を伸ばす。
 手に取ったのは、赤い革製の首輪だった。
 その首輪が優夏の首に巻かれ、後ろで固定される。
「ぅぅっ…」
 “こんなのつけて何する気なの…”
 嫌な予感が優夏の頭をよぎる。

 首輪をつけ終えた小林は、机に置いたスマホを取った。
 そして優夏の顔に自分の顔を並べ、自撮り撮影を始める。
♪カシャッ...カシャッ...カシャッ...
 自撮り撮影を終えた小林が、画像を確認する。
「よく似合っているじゃないか」
 画像を確認し、満足気な小林。
「見たまえ」
 そして小林は、スマホを優夏の顔の前に差し出した。
「ぅぅっ…」
 スマホの画面を見て、優夏は絶句する。
 そこには、にやける小林と並ぶ、自分の顔が写っていた。
 赤い革製の首輪に、口にハメられた赤い玉。
 その玉の穴から、涎を垂れ流す無様な自分の姿。
 “こんなのやだっ!”
 優夏は、この上ない羞恥心に襲われていた。
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