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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第10章  ギルティ
【事件から2日】
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  8:58
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~イベント会社の事務所~

 優夏は遅刻ギリギリで出社した。
 タイムカードを押し、席へと向かう優夏。
「おはよう」
 声を掛けてきたのは由紀だった。
「あっ、おはようございます。いたたっ」
 痛みが走り、腰を押さえる優夏。
「もしかして筋肉痛とか?」
「えっ、まぁ…そんなとこです」
「そりゃっ、あんだけ腰振りまくってたからね…」
 核心を突く由紀。
「はははっ、ですよね…」
 優夏は恥ずかしそうに答え、自分の席に向かった。
「おはようございます」
 同僚達に挨拶をしながら、ぎこちなく歩を進める優夏。
 そんな優夏を見つめる同僚達。
 その視線が好奇に満ちているように、優夏は感じていた。
 それもそのはずである。
 ここにいる全員が、船上パーティーでの優夏の痴態を見ているのだから。

 席に着いた優夏は、室内を見回した。
 男性社員達は、優夏と目が合うと視線をそらした。
 “なによっ!いやらしい目で見ないでよっ”
 “みんなわたしをオカズに、一人でしたんでしょ!”
 優夏は男性社員達に対して、羞恥と怒りを覚えた。
 だが、股間が疼く感覚も感じていた。
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