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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第10章  ギルティ
【事件から5日】
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  8:34
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~イベント会社の事務所~

 出社して席に着く優夏。
 優夏は、激しい動機に襲われていた。
 その原因は、出張を終えた小林が、今日から通常出勤してくるからである。
「はぁぁぁ…」
 深いため息をつく優夏。
 小林の出勤は、優夏に大きな不安感と恐怖を与えていた。

 優夏は昨夜、仕事終りに樹生と食事をし、SEXをした。
 事件後、樹生からは何度も誘われていたが、筋肉痛を理由に断り続けていた。
 だが、小林の出勤日が近づくにつれ、不安感に押し潰されそうになり、優夏は自分から樹生を誘い、性交を求めた。
 優夏は、樹生とSEXすることで、事件のことを忘れようとした。
 そして、このどうしようもない不安を拭おうと考えたのだ。

 しかし、樹生とSEXしても、不安を拭うことは出来なかった。
 それどころか、優夏は満足する快感を得ることも出来なかった。
 “わたし、変態的プレイでしか感じなくなっちゃったの?”
 優夏は樹生を傷つけないため、感じている演技を続けた。

 不完全燃焼で帰宅した優夏は、ベッドに入るなり自慰行為に及んだ。
 ネタは、船上パーティーで痴態を晒したショーのこと。
 そして、小林に受けた変態プレイのことだった。
 “なに考えてるの…”
 やめようと思いながらも、妄想と手淫を止めることが出来ない優夏。
 “ごめんね、樹生…”
 優夏は罪悪感に苛まれながらも、絶頂に達したのだった。
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