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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第10章  ギルティ
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  8:44
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 時計を見つめる優夏。
 小林がいつも出社してくる時間が、刻一刻と近づいていた。
 時計が、8:45 を指した。
 そして定刻通り、小林が出社してきた。
「おはよう」
 挨拶をする小林。
「おはようございます」
 社員達が一斉に挨拶を返す。
 “きっ、来たっ”
 小林の姿を確認し、優夏の動悸が更に早まる。
 優夏は、挨拶を返すことも出来なかった。

 奥の席へと進む小林。
 優夏の前を通り過ぎる時、目が合った。
「おはよう、小栗くん」
「ぉっ、おっぉっ、おはようございます」
 優夏は動揺しながら、挨拶を返した。
 小林は何事もなかったように、優夏の前を通り過ぎ、席に着いた。

 隣の席の由紀が、小声で話し掛けてきた。
「なに、緊張してんの?」
「べっ、別に…」
「なんか、内山さんみたいに、どもってるし…」
「なんでもないですっ」
 優夏はパソコンに向って、仕事を始めた。

 優夏はキーボードを打ちながら、チラチラと小林の様子を伺っていた。
 小林は席に着くなり電話を掛け、ずっと話している。
 いつもの日常の風景である。
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