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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第10章 ギルティ
-・-・-・-
9:05
-・-・-・-
小林の長電話が終わった。
そして小林は立ち上がると、社長室へと入っていった。
その小林を、目で追う優夏。
“なんで部長が社長室に…”
“なんか、あったのかしら…”
小林の動向が気になる優夏。
社長は山村といい、元々親会社にいた人物らしい。
普段仕事をしている様子はなく、1週間に一度姿を見る程度である。
入社して半年経つ優夏だが、社長が仕事する姿を見たことはなかった。
入口付近に目をやる優夏。
3人の男性社員達が、外出して行くのが見えた。
その中に、樹生の姿もあった。
15分ほど経った頃、小林は社長室から出てきた。
遅れて、社長の山村が登場。
「皆さん忙しいとこすまんが、手を止めて聞いてくれ」
ここにいる全員が、社長に注目した。
そして、社長が話を始めた。
「実は親会社のほうから、仕事が回ってきた」
社員達がザワつき始める。
決していい話ではないことは、ここにいる全員が感じていた。
内容は、親会社のほうで大きなイベントが重なり、スタッフが不足となったため、人員の貸し出しを要求されたとのことだった。
つまり、親会社へ出向して、親会社の社員達にこき使われるということである。
ここにいる、全員の顔が曇っていた。
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小林の長電話が終わった。
そして小林は立ち上がると、社長室へと入っていった。
その小林を、目で追う優夏。
“なんで部長が社長室に…”
“なんか、あったのかしら…”
小林の動向が気になる優夏。
社長は山村といい、元々親会社にいた人物らしい。
普段仕事をしている様子はなく、1週間に一度姿を見る程度である。
入社して半年経つ優夏だが、社長が仕事する姿を見たことはなかった。
入口付近に目をやる優夏。
3人の男性社員達が、外出して行くのが見えた。
その中に、樹生の姿もあった。
15分ほど経った頃、小林は社長室から出てきた。
遅れて、社長の山村が登場。
「皆さん忙しいとこすまんが、手を止めて聞いてくれ」
ここにいる全員が、社長に注目した。
そして、社長が話を始めた。
「実は親会社のほうから、仕事が回ってきた」
社員達がザワつき始める。
決していい話ではないことは、ここにいる全員が感じていた。
内容は、親会社のほうで大きなイベントが重なり、スタッフが不足となったため、人員の貸し出しを要求されたとのことだった。
つまり、親会社へ出向して、親会社の社員達にこき使われるということである。
ここにいる、全員の顔が曇っていた。