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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第10章 ギルティ
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17:35
-・-・-・-
突然の親会社出向という騒動により、社員全員が混乱していた。
出向組は、自分が抱えている仕事のデータの移行作業。
居残り組は、少しでも仕事を片付け、減らしていかなければならない状況。
社員全員が、急ぎの仕事をこなしながら、それらの作業を続けていた。
そして、出向する社員が抱えている業務の把握。
その業務を誰が引き継ぐのか。
それらを、部長の小林が思案していた。
優夏も必死に、仕事に打込んでいた。
そんな緊迫した中、社長室のドアが開く。
「皆さん、今日はノー残業デーですからね。じゃぁ、お先ー」
社長の山村が帰っていた。
“なんなのこいつ…”
社長の態度に、怒りが込み上げる優夏。
それは、ここにいる全員が思っていた。
この会社の重役は、社長の山村だけであった。
しかも、週1程度しか出勤しない、ただのお飾り社長である。
噂によると、専務と常務も存在してるらしい。
だがその姿を知る者は、数名しかいないとのことだった。
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突然の親会社出向という騒動により、社員全員が混乱していた。
出向組は、自分が抱えている仕事のデータの移行作業。
居残り組は、少しでも仕事を片付け、減らしていかなければならない状況。
社員全員が、急ぎの仕事をこなしながら、それらの作業を続けていた。
そして、出向する社員が抱えている業務の把握。
その業務を誰が引き継ぐのか。
それらを、部長の小林が思案していた。
優夏も必死に、仕事に打込んでいた。
そんな緊迫した中、社長室のドアが開く。
「皆さん、今日はノー残業デーですからね。じゃぁ、お先ー」
社長の山村が帰っていた。
“なんなのこいつ…”
社長の態度に、怒りが込み上げる優夏。
それは、ここにいる全員が思っていた。
この会社の重役は、社長の山村だけであった。
しかも、週1程度しか出勤しない、ただのお飾り社長である。
噂によると、専務と常務も存在してるらしい。
だがその姿を知る者は、数名しかいないとのことだった。