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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第10章  ギルティ
 …
 タイムレコーダーに翻弄される内山と優夏。
 そんな二人の様子を見て、小林がやって来た。
「どうしたんだ?」
 小林が近づいてきたことで、優夏に緊張が走る。
「あっ、じっ、じっじつは...」
 どもりながら、事情を説明する内山。
 すると小林は、内山のタイムカードを受取り、試してみた。
 やはり反応はない。
「なるほど」
 そう言うと小林は、タイムレコーダーを平手で叩いた。
♪ガンッ
 そして再び、タイムカードを挿入する。
♪ウィーーン…ウィンーー…ガチャッ!
 打刻音が鳴り、タイムレコーダーは動いた。
 タイムカードを取って見る内山。
 正常に打刻されたようだ。
「あっあっありがとう...ごっごっございました」
 内山は小林に頭を下げ、退社していった。

 内山に先を越された優夏。
 “やばいっ…二人きりになってしまった…”
 優夏に緊張が走る。
 そんな優夏を見つめる小林。
「どうした?帰らないのか?」
「あっ、かっ、帰ります」
 タイムカードを持つ、優夏の手は震えていた。
 その震えた手で、タイムカードを差す優夏。
♪ウィーーン…ウィンーー…ガチャッ!
 問題なく、タイムレコーダーは動いた。
「おっ、お疲れ様でした」
 挨拶を交わし、帰ろうとする優夏。
「小栗くん、待ちたまえ」
 小林から声が掛かる。
「はっ、はい」
 優夏の声は、うわずっていた。
「ちょっと来てくれ」
 そう言うと小林は、自分の席へと向った。

 一瞬、躊躇する優夏。
 だが、小林の後について行くことにした。
 “あの事件”のことをこのままにしておくことは、優夏自身が出来ないと思ったからである。
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