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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第19章 ジョルト
-・-・-・-
19:31
-・-・-・-
いまだ現れない一人を、大部屋の入口前で待つ優夏。
優夏はずっと、大部屋の中の会話に耳を傾けていた。
小林と話す大木。
「人員の応援ありがとうございました」
「いえいえ、お役に立てて何よりです」
お礼を言われ、満足げな小林。
すると坊主頭の男。
「一人、反抗的な態度のやつがおったけどな」
「ああ、いたな...佐々倉だっけ」
細い目の男が同調する。
「そうそう、佐々倉...あいつムカつくよな」
坊主頭の男が不満を漏らす。
彼氏の名前が出て、驚く優夏。
“樹生、この人達に扱き使われてたのね…”
“樹生…あなた、なにしたの?”
彼氏のことが心配になる。
その話を聞き、小林が頭を下げた。
「そうでしたか。それは失礼しました」
「手伝って貰ったんだ。そう言うなよ」
大木が、坊主頭の男をなだめる。
そんなやり取りを、大部屋の外から見る優夏。
その優夏に近づく男。
「ここでいいのか?」
遅れていた男が到着した。
「あっ!お待ちして……えっ!?」
男の存在に気付き、慌てて対応する優夏だが、その男の顔を見て驚愕した。
「小栗ちゃん、久しぶりだな」
「ぁぁ…」
あまりの驚きに、優夏は言葉を失った。
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いまだ現れない一人を、大部屋の入口前で待つ優夏。
優夏はずっと、大部屋の中の会話に耳を傾けていた。
小林と話す大木。
「人員の応援ありがとうございました」
「いえいえ、お役に立てて何よりです」
お礼を言われ、満足げな小林。
すると坊主頭の男。
「一人、反抗的な態度のやつがおったけどな」
「ああ、いたな...佐々倉だっけ」
細い目の男が同調する。
「そうそう、佐々倉...あいつムカつくよな」
坊主頭の男が不満を漏らす。
彼氏の名前が出て、驚く優夏。
“樹生、この人達に扱き使われてたのね…”
“樹生…あなた、なにしたの?”
彼氏のことが心配になる。
その話を聞き、小林が頭を下げた。
「そうでしたか。それは失礼しました」
「手伝って貰ったんだ。そう言うなよ」
大木が、坊主頭の男をなだめる。
そんなやり取りを、大部屋の外から見る優夏。
その優夏に近づく男。
「ここでいいのか?」
遅れていた男が到着した。
「あっ!お待ちして……えっ!?」
男の存在に気付き、慌てて対応する優夏だが、その男の顔を見て驚愕した。
「小栗ちゃん、久しぶりだな」
「ぁぁ…」
あまりの驚きに、優夏は言葉を失った。