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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第3章 マジックショー
…
突然の映像切り替えに、ざわめく会場。
「なんだよっ」
「おいっ、もう一回見せろっ」
「いいところなんだからさー」
会場にブーイングが起き、恐る恐る目を開ける優夏。
その目に映ったのは、舞台下で横たわる内山の姿だった。
「えっ!?」
何が起きたのかと思いながら顔を上げると、内山とは違う人物が、エロックにカメラを向けているのが見える。
カメラを構える横顔で、優夏はその人物が誰なのか気付いた。
「あっ!!」
それは愛する彼氏、樹生であった。
床に横たわる内山と、カメラを構える樹生。
優夏はすぐに、この事態を把握した。
“ありがとう樹生”
自分を助けてくれた彼氏に、優夏は心から感謝した。
-・-・-・-・-
3分ほど前
-・-・-・-・-
事件は、ステージ前に設置された、カメラ撮影用の台で起きていた。
優夏の痴態を撮り続けていた内山。
その行為に対し、ずっと我慢をしてきた樹生だが、執拗な彼女の股間のドアップ映像を見て、ついに動いてしまったのだ。
舞台の端で彼女を見守っていた樹生は、内山の元に走り出した。
そして、撮影をやめるように言った。
「お前、やり過ぎだっ。今すぐカメラを止めろ」
「うっうっううっ、うるさいっ」
普段、樹生に対して歯向かうことのない、同期の内山の反抗的な態度に、樹生は更なる怒りを覚え、台に上がりカメラを奪うと、内山を蹴り落したのだった。
突然の映像切り替えに、ざわめく会場。
「なんだよっ」
「おいっ、もう一回見せろっ」
「いいところなんだからさー」
会場にブーイングが起き、恐る恐る目を開ける優夏。
その目に映ったのは、舞台下で横たわる内山の姿だった。
「えっ!?」
何が起きたのかと思いながら顔を上げると、内山とは違う人物が、エロックにカメラを向けているのが見える。
カメラを構える横顔で、優夏はその人物が誰なのか気付いた。
「あっ!!」
それは愛する彼氏、樹生であった。
床に横たわる内山と、カメラを構える樹生。
優夏はすぐに、この事態を把握した。
“ありがとう樹生”
自分を助けてくれた彼氏に、優夏は心から感謝した。
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3分ほど前
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事件は、ステージ前に設置された、カメラ撮影用の台で起きていた。
優夏の痴態を撮り続けていた内山。
その行為に対し、ずっと我慢をしてきた樹生だが、執拗な彼女の股間のドアップ映像を見て、ついに動いてしまったのだ。
舞台の端で彼女を見守っていた樹生は、内山の元に走り出した。
そして、撮影をやめるように言った。
「お前、やり過ぎだっ。今すぐカメラを止めろ」
「うっうっううっ、うるさいっ」
普段、樹生に対して歯向かうことのない、同期の内山の反抗的な態度に、樹生は更なる怒りを覚え、台に上がりカメラを奪うと、内山を蹴り落したのだった。