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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第3章 マジックショー
…
エロックは3分前の事件から、その一部始終を見ていた。
ブーイングが鳴り止まぬ中、ステージの上に立つエロックが口を開く。
「本日のマジックショーは、これにて終わりです」
エロックの言葉で、少しだけブーイングは大人しくなった。
「それでは、急遽アシスタントとして協力してくれた、小栗優夏さんに拍手をっ」
まばらに拍手が鳴り出す。
ブーイングをしていた者達も、これまで痴態を晒してくれた優夏に対して拍手をしだすと、徐々に会場が一体化していく。
「よかったぞ、姉ちゃん」
「優夏ちゃん、ありがとう」
「今日のオカズは君だっ」
優夏を称え、会場は拍手喝采に包まれた。
このスタンディングオベーションにより、優夏はこれまで受けた嫌なことを忘れるくらい、気持ち良さに酔っていた。
これでショーも終わりと判断した樹生は、カメラの電源を切り、起き上がってきた内山にカメラを返した。
「蹴り飛ばして悪かったな」
「ぼっぼっ、僕の方こそ」
ひとまず、同期の仲は回復した。
拍手が落ち着き始めたところで、ステージの照明が落ちた。
すると、エロックが優夏の元に近づいてきた。
“んっ?ああ、やっと解放されるのね”
手足の枷が外されると思い、安堵する優夏。
だがエロックは、思わぬ行動に出た。
優夏の足元にしゃがんだエロックは、優夏の右膝を掴み、回転台に設置された、手足を固定している棒に当て、ガムテープで巻き付け始めた。
「あの!…何してるんですか?」
予期せぬことに、目を点にする優夏。
「優夏さん、動かないで下さいね」
エロックは、右と同様に、左膝も棒に固定した。
「なにっ?いやっ…」
両膝を棒に固定され、ガニ股姿となった優夏は、更に体の自由を制限されてしまった。
両膝の固定を終えたエロックは、優夏の立つ回転台から降りる。
「それでは皆さん。最後に、小栗優夏さんの神ボディを、存分に堪能して下さい」
エロックが合図をすると、会場全体の照明も落ちた。
突然の暗転に、会場がざわめき始める。
数十秒後、二つのスポットライトが、優夏に当てられた。
暗闇の中に、回転台に立つ優夏の姿だけが、浮かび上がる。
エロックは3分前の事件から、その一部始終を見ていた。
ブーイングが鳴り止まぬ中、ステージの上に立つエロックが口を開く。
「本日のマジックショーは、これにて終わりです」
エロックの言葉で、少しだけブーイングは大人しくなった。
「それでは、急遽アシスタントとして協力してくれた、小栗優夏さんに拍手をっ」
まばらに拍手が鳴り出す。
ブーイングをしていた者達も、これまで痴態を晒してくれた優夏に対して拍手をしだすと、徐々に会場が一体化していく。
「よかったぞ、姉ちゃん」
「優夏ちゃん、ありがとう」
「今日のオカズは君だっ」
優夏を称え、会場は拍手喝采に包まれた。
このスタンディングオベーションにより、優夏はこれまで受けた嫌なことを忘れるくらい、気持ち良さに酔っていた。
これでショーも終わりと判断した樹生は、カメラの電源を切り、起き上がってきた内山にカメラを返した。
「蹴り飛ばして悪かったな」
「ぼっぼっ、僕の方こそ」
ひとまず、同期の仲は回復した。
拍手が落ち着き始めたところで、ステージの照明が落ちた。
すると、エロックが優夏の元に近づいてきた。
“んっ?ああ、やっと解放されるのね”
手足の枷が外されると思い、安堵する優夏。
だがエロックは、思わぬ行動に出た。
優夏の足元にしゃがんだエロックは、優夏の右膝を掴み、回転台に設置された、手足を固定している棒に当て、ガムテープで巻き付け始めた。
「あの!…何してるんですか?」
予期せぬことに、目を点にする優夏。
「優夏さん、動かないで下さいね」
エロックは、右と同様に、左膝も棒に固定した。
「なにっ?いやっ…」
両膝を棒に固定され、ガニ股姿となった優夏は、更に体の自由を制限されてしまった。
両膝の固定を終えたエロックは、優夏の立つ回転台から降りる。
「それでは皆さん。最後に、小栗優夏さんの神ボディを、存分に堪能して下さい」
エロックが合図をすると、会場全体の照明も落ちた。
突然の暗転に、会場がざわめき始める。
数十秒後、二つのスポットライトが、優夏に当てられた。
暗闇の中に、回転台に立つ優夏の姿だけが、浮かび上がる。