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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第4章 ブラックメール
…
催眠術ショーの時間が迫り、人の姿は少なくなっていた。
自分の衣服を取り返すため、優夏はバスタオル姿のままで、小林のいると思われる場所へと向かった。
船尾に位置するトイレ横の控室から、船首方向に走る優夏。
“なんて言って返して貰おう”
“てっいうか、なんで私の服を…”
“大体にして、そこにいるのかしら”
優夏は、疑問と不安を抱え、大きな胸を揺らしながら走った。
途中、数名の客に目撃されたが、なんとか無事に、船首の手前に着いた。
そこには、パーテーションに囲われた、仮の事務室がある。
「ふ~~っ」
優夏は大きく息を吐き、中へと進む。
そこに、小林の姿が見えた。
“いたっ!んっ、あれっ!”
小林のほかに、催眠術師の神野珍斉の姿も見える。
ほかに、人の姿はなかった。
小林が優夏に気付くと。
「ああ小栗君。ちょうど今、控室の方に行こうと思ってたんだよ」
「えぇぇっ!」
危険を冒してまで、ここにやって来たという思いから、思わず漏れる声。
「まあ、こっちにきたまえ」
優夏は、恐る恐る二人の前に進んだ。
バスタオル姿の優夏に、二人の視線が注がれる。
「ほぉぉぉ、なんともそそる格好じゃの」
催眠術師の言葉により、羞恥心が強まる優夏。
「あっ、珍斉先生、そろそろ行かないと」
「おお、そうじゃな。では頼みましたよ」
「お任せ下さい」
小林に見送られ、催眠術師は退室していった。
催眠術ショーの時間が迫り、人の姿は少なくなっていた。
自分の衣服を取り返すため、優夏はバスタオル姿のままで、小林のいると思われる場所へと向かった。
船尾に位置するトイレ横の控室から、船首方向に走る優夏。
“なんて言って返して貰おう”
“てっいうか、なんで私の服を…”
“大体にして、そこにいるのかしら”
優夏は、疑問と不安を抱え、大きな胸を揺らしながら走った。
途中、数名の客に目撃されたが、なんとか無事に、船首の手前に着いた。
そこには、パーテーションに囲われた、仮の事務室がある。
「ふ~~っ」
優夏は大きく息を吐き、中へと進む。
そこに、小林の姿が見えた。
“いたっ!んっ、あれっ!”
小林のほかに、催眠術師の神野珍斉の姿も見える。
ほかに、人の姿はなかった。
小林が優夏に気付くと。
「ああ小栗君。ちょうど今、控室の方に行こうと思ってたんだよ」
「えぇぇっ!」
危険を冒してまで、ここにやって来たという思いから、思わず漏れる声。
「まあ、こっちにきたまえ」
優夏は、恐る恐る二人の前に進んだ。
バスタオル姿の優夏に、二人の視線が注がれる。
「ほぉぉぉ、なんともそそる格好じゃの」
催眠術師の言葉により、羞恥心が強まる優夏。
「あっ、珍斉先生、そろそろ行かないと」
「おお、そうじゃな。では頼みましたよ」
「お任せ下さい」
小林に見送られ、催眠術師は退室していった。