この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第4章  ブラックメール
 …
 催眠術ショーの時間が迫り、人の姿は少なくなっていた。
 自分の衣服を取り返すため、優夏はバスタオル姿のままで、小林のいると思われる場所へと向かった。

 船尾に位置するトイレ横の控室から、船首方向に走る優夏。
 “なんて言って返して貰おう”
 “てっいうか、なんで私の服を…”
 “大体にして、そこにいるのかしら”
 優夏は、疑問と不安を抱え、大きな胸を揺らしながら走った。
 途中、数名の客に目撃されたが、なんとか無事に、船首の手前に着いた。
 そこには、パーテーションに囲われた、仮の事務室がある。
「ふ~~っ」
 優夏は大きく息を吐き、中へと進む。
 そこに、小林の姿が見えた。
 “いたっ!んっ、あれっ!”
 小林のほかに、催眠術師の神野珍斉の姿も見える。
 ほかに、人の姿はなかった。
 小林が優夏に気付くと。
「ああ小栗君。ちょうど今、控室の方に行こうと思ってたんだよ」
「えぇぇっ!」
 危険を冒してまで、ここにやって来たという思いから、思わず漏れる声。
「まあ、こっちにきたまえ」
 優夏は、恐る恐る二人の前に進んだ。
 バスタオル姿の優夏に、二人の視線が注がれる。
「ほぉぉぉ、なんともそそる格好じゃの」
 催眠術師の言葉により、羞恥心が強まる優夏。
「あっ、珍斉先生、そろそろ行かないと」
「おお、そうじゃな。では頼みましたよ」
「お任せ下さい」
 小林に見送られ、催眠術師は退室していった。
/453ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ