パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第4章 　ブラックメール

－･－･－･－
　20：22
－･－･－･－
～クルーズ船1階　控室～

　控室に戻った優夏は、暗い気持ちに落ちていた。

　自分の衣服を取り返しに行ったはずなのに、新たな衣装を持って帰ってくるとは...
　人に弱みを握られると、酷い目に合うのだと、優夏は痛感していた。
　“ショーはこれで終わり。これで解放される”
　優夏は、これで最後と自分に言い聞かせ、衣装を身に着けていく。

　ステージ衣装は、黒いマントとピンク色のビキニであった。
　上は、チューブトップ型の、いわゆるバンドゥビキニ。
　肩紐がないのが心許ないが、先ほどのものより面積があるので、大きなハミ出しはない。
　ただ気になったのは、カップ部分に裏地がないこと。
　これでは、乳首のカタチがクッキリと出てしまうんじゃないかと、心配になる。

　下は、ブラジリアンカットで、優夏の長い脚を更に際立たせていた。
　バックは1/2カットで、臀部にピッタリと張り付き、プリケツが強調されている。
　普通のものと比べれば際どく感じるが、マジックショーでTバック・Tフロントにされたことを思えば、なんてことのないものであった。

　ビキニを着け終えた優夏は、黒いマントを羽織り、控室を後にした。