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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第6章  トラップ
 …
 優夏がリストのチェックをしている間、由紀はスマホをいじっていた。
 由紀はスマホをポケットにしまうと、優夏に質問を投げかけた。
「ねえ、優夏ちゃん」
「はい?」
「実際、どうだったの?」
「何がですか?」
「あれって、本当にイったんだよね?」
「えっ!なっなっ…なにがですか?」
 由紀の質問が、ショーでの絶頂のことと察し、動揺する優夏。
「優夏ちゃん、ホントに気持ちよさそうだったからさー」
「そっそっその話はやめてくださいっ」
 優夏の顔が真っ赤に染まる。
「気になるじゃん。ねえーどれぐらい気持ち良かった?」
「どれぐらいって…知りませんっ」
 怒りながら答える優夏。
「ねえ、ねえ、教えてよー」
 それでも興味津々に聞いてくる由紀。
「自分でするオナニーよりは、良かったんでしょ?」
「そっそれは…そうですけど…」
 由紀のしつこさに負け、渋々答える優夏。
「じゃー、セックスよりも?」
「それは…もう、いいでしょっ」
 優夏はリストをまとめ、立ち上がった。
「えー、教えてよー」
 しつこい由紀を無視して、優夏は倉庫の入口へと進んだ。
 そして、電気のスイッチに手をかける。
「先輩、電気消しますよ」
「えっ!ちょっちょっと待ってよ」
 慌てて入口へと戻る由紀。
♪パチッ
 倉庫が暗くなり、由紀のしつこい質問攻めは終わった。
 
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