この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第6章 トラップ
茶封筒を手にした小林。
「これ、珍斉先生からだ」
「何でしょうか?」
白々しく分からないふりをする優夏。
「はははっ、ショーの出演料だそうだ」
「頂いてよろしいんですか?」
「勿論。先生は大変満足していたよ」
そう言って小林は、茶封筒を優夏に差し出した。
「そうですか。有難く頂きます」
優夏は頭を下げ、両手で茶封筒を受け取った。
茶封筒をカバンにしまい、帰り支度を始める優夏。
そんな優夏を見つめる小林。
「そういえば、どうだった?」
小林はそう言いながら、閉じていたノートパソコンのふたを起こした。
「なんのことですか?」
「なにって、舞台でイッた時のことだよ」
小林はニヤけ顔で、パソコンのキーボードをたたき始めた。
♪カチッ…カチャカチャッ…
一方の優夏は、固まっていた。
「小栗君、質問しているんだから答えたまえ」
小林はパソコンに向かいながら、答えるよう要求してきた。
優夏の表情が変わる。
「それって、答えなきゃいけないことなんですかっ!」
優夏は怒り、小林の座る机の前に戻ってきた。
「ああ、ちょっと待ってくれたまえ」
平然とキーボードをたたき続ける小林。
♪カチッ…カチャカチャッ…
“なに?なにしてるのよっ”
小林の人を舐めた態度に、怒り心頭の優夏。
♪カチャッ…
「これでよしとっ」
なにやらことを終えた小林は、目の前に立ち尽くす、優夏の顔を見上げた。
「小栗君、そんな怖い顔してどうした?」
“なによっ!こいつっ”
優夏は怒りを抱きながらも、ぐっと言葉を呑み込んだ。
「これ、珍斉先生からだ」
「何でしょうか?」
白々しく分からないふりをする優夏。
「はははっ、ショーの出演料だそうだ」
「頂いてよろしいんですか?」
「勿論。先生は大変満足していたよ」
そう言って小林は、茶封筒を優夏に差し出した。
「そうですか。有難く頂きます」
優夏は頭を下げ、両手で茶封筒を受け取った。
茶封筒をカバンにしまい、帰り支度を始める優夏。
そんな優夏を見つめる小林。
「そういえば、どうだった?」
小林はそう言いながら、閉じていたノートパソコンのふたを起こした。
「なんのことですか?」
「なにって、舞台でイッた時のことだよ」
小林はニヤけ顔で、パソコンのキーボードをたたき始めた。
♪カチッ…カチャカチャッ…
一方の優夏は、固まっていた。
「小栗君、質問しているんだから答えたまえ」
小林はパソコンに向かいながら、答えるよう要求してきた。
優夏の表情が変わる。
「それって、答えなきゃいけないことなんですかっ!」
優夏は怒り、小林の座る机の前に戻ってきた。
「ああ、ちょっと待ってくれたまえ」
平然とキーボードをたたき続ける小林。
♪カチッ…カチャカチャッ…
“なに?なにしてるのよっ”
小林の人を舐めた態度に、怒り心頭の優夏。
♪カチャッ…
「これでよしとっ」
なにやらことを終えた小林は、目の前に立ち尽くす、優夏の顔を見上げた。
「小栗君、そんな怖い顔してどうした?」
“なによっ!こいつっ”
優夏は怒りを抱きながらも、ぐっと言葉を呑み込んだ。