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蜜月非行【2】 〜ガサ入れ・ナースの秘密〜
第3章  エクスポーズ
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  13:30
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 二人が訪問して来た理由を聞き、史華は驚いていた。 

 そして、その心中は穏やかではない。
 誰にも言っていなかった、恋人の存在。
 それがこんな形で、後輩に知られてしまったのだから。
 しかも、プレイの内容や、一晩にシた回数までも…。
 そして今現在、手錠に繋がられているこの惨めな姿。
 この屈辱的状況に 史華の怒りが沸々と湧き上がる。

 史華は麻美を睨みつける。
「こんなことして、ただじゃ済まないわよっ」
「先輩、怖いんですけど…」
 その睨みに、たじろぐ麻美。
「目的は果たしたでしょっ!手錠を外しなさいっ」
「いやっ、怖くて無理ですっ」
「いいから外してっ」
「じゃー、怒らないと約束して下さいよ」
「こんな事されて、怒らないわけないでしょっ」
「じゃー、外すわけにはいかないです…」
 その言葉を聞き、史華は確かにと納得する。
 史華は怒りを抑えるため、深呼吸をした。
「すぅぅっ…ふぅぅぅぅぅ…」
 冷静になり、考える史華。

 そして、答えを出した。
 ここはひとまず、怒らないと約束するべきと。
「分かったわ。怒らないから手錠を外して頂戴」
 下手に出る史華。
「本当ですか?」
「ええ…」
「でもなー、んんんー、どうしようかなー」
 悩み始める麻美。
 そんな麻美を見て、再び怒りの感情を覚える史華。
 だが今は、手錠を外して貰うのが先決。
 ここは、グッとこらえるしかない。

 史華は、麻美の機嫌を損なわぬよう、じっと待つ。
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