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蜜月非行【2】 〜ガサ入れ・ナースの秘密〜
第4章 プー アンド ピー
-・-・-・-
13:50
-・-・-・-
麻美と哲朗は、片付けをしていた。
散乱する下着を、上下セットで集めていく麻美。
哲朗はそれを手際よく丸め、引出しの中に納めていく。
そんな哲朗を見て、麻美が一言。
「あんた、すごいね」
「俺、母子家庭で、ガキの頃からやってたから」
「ならこれ、全部頼んでいい?」
「勿論、俺こういうの好きなんで」
「好きって、下着のこと?」
「それも好きだけど、洗濯や掃除が好きってこと」
「へぇぇぇ、変わってるわね」
哲朗の意外な一面を知る麻美。
そんな麻美に、史華が声を掛ける。
「あの、麻美ちゃん」
「先輩大丈夫ですよ、ちゃんと片付けますから」
「いやそうじゃなくて、それ後で私がやるから」
「自分で出した物は、自分で片付ける。常識です」
それはいつも、麻美が史華に言われている言葉であった。
「そっ、そうね。偉いわ…」
“なら、はじめから散らかすなよっ…”
“つうか今、哲朗くんに全部頼んでたじゃないっ…”
そう思いつつ、史華は言葉を呑み込んだ。
それもこれも、この手錠を外して貰うためである。
拘束されてから、1時間が経とうとしている。
史華の顔にも、疲れの色が見え始めていた。
「麻美ちゃん、そろそろ手錠を…」
「ああっ、おなか痛い!先輩、トイレ借りていいですか?」
「えっ…ああ、もちろんよ…」
「すいません…戻ったら外しますんで」
「うん、お願いね…」
史華はまた、お預けを食らうこととなった。
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麻美と哲朗は、片付けをしていた。
散乱する下着を、上下セットで集めていく麻美。
哲朗はそれを手際よく丸め、引出しの中に納めていく。
そんな哲朗を見て、麻美が一言。
「あんた、すごいね」
「俺、母子家庭で、ガキの頃からやってたから」
「ならこれ、全部頼んでいい?」
「勿論、俺こういうの好きなんで」
「好きって、下着のこと?」
「それも好きだけど、洗濯や掃除が好きってこと」
「へぇぇぇ、変わってるわね」
哲朗の意外な一面を知る麻美。
そんな麻美に、史華が声を掛ける。
「あの、麻美ちゃん」
「先輩大丈夫ですよ、ちゃんと片付けますから」
「いやそうじゃなくて、それ後で私がやるから」
「自分で出した物は、自分で片付ける。常識です」
それはいつも、麻美が史華に言われている言葉であった。
「そっ、そうね。偉いわ…」
“なら、はじめから散らかすなよっ…”
“つうか今、哲朗くんに全部頼んでたじゃないっ…”
そう思いつつ、史華は言葉を呑み込んだ。
それもこれも、この手錠を外して貰うためである。
拘束されてから、1時間が経とうとしている。
史華の顔にも、疲れの色が見え始めていた。
「麻美ちゃん、そろそろ手錠を…」
「ああっ、おなか痛い!先輩、トイレ借りていいですか?」
「えっ…ああ、もちろんよ…」
「すいません…戻ったら外しますんで」
「うん、お願いね…」
史華はまた、お預けを食らうこととなった。