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蜜月非行【2】 〜ガサ入れ・ナースの秘密〜
第1章 プロローグ
-・-・-・-
15:33
-・-・-・-
~ ナースステーション ~
病室をまわり、戻ってきた麻美。
その麻美に、男が声を掛ける。
「ねえ、麻美ちゃん。明日休みでしょ?」
「んっ!だから?」
その男に対し、麻美の反応は冷たい。
「いや、俺も休みだから、デートでもどうかなと...」
「いやよっ、哲朗とデートなんて」
「そんなきっぱりと...」
意気消沈の男。
その男の名は
■鈴木 哲郎(すずき てつろう)
麻美と同期の、23歳の男性看護師。
麻美より2歳年上ではあるが、呼び捨てにされている。
麻美のファンであり、麻美の為なら何でもする男である。
食い下がる哲郎。
「麻美ちゃんの好きな、スイーツおごるからさ...」
「じゃあ、それ買ってきて届けてくれる」
「麻美ちゃんの家に入れるなら喜んでっ」
「玄関までね」
「いや、一緒に部屋で食べさせてよ...」
なんとも悲しい話である。
そこに、夜勤の先輩看護師が出勤してきた。
「はははっ、相変わらずね麻美ちゃん」
「あっ、秋奈先輩!おはようございます」
「哲朗くんは奴隷じゃないんだから、可哀想よ…」
「いいんですよ。そんなことより、早い出勤ですね」
「いつも30分前には来てるわよ」
「そうでしたっけ」
「そうだ麻美ちゃん、また遅刻したんですって?」
「なっ、なぜそれを…」
夜勤の人にまで、自分の遅刻がバレていた事に、麻美の顔は引きつっていた。
15:33
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~ ナースステーション ~
病室をまわり、戻ってきた麻美。
その麻美に、男が声を掛ける。
「ねえ、麻美ちゃん。明日休みでしょ?」
「んっ!だから?」
その男に対し、麻美の反応は冷たい。
「いや、俺も休みだから、デートでもどうかなと...」
「いやよっ、哲朗とデートなんて」
「そんなきっぱりと...」
意気消沈の男。
その男の名は
■鈴木 哲郎(すずき てつろう)
麻美と同期の、23歳の男性看護師。
麻美より2歳年上ではあるが、呼び捨てにされている。
麻美のファンであり、麻美の為なら何でもする男である。
食い下がる哲郎。
「麻美ちゃんの好きな、スイーツおごるからさ...」
「じゃあ、それ買ってきて届けてくれる」
「麻美ちゃんの家に入れるなら喜んでっ」
「玄関までね」
「いや、一緒に部屋で食べさせてよ...」
なんとも悲しい話である。
そこに、夜勤の先輩看護師が出勤してきた。
「はははっ、相変わらずね麻美ちゃん」
「あっ、秋奈先輩!おはようございます」
「哲朗くんは奴隷じゃないんだから、可哀想よ…」
「いいんですよ。そんなことより、早い出勤ですね」
「いつも30分前には来てるわよ」
「そうでしたっけ」
「そうだ麻美ちゃん、また遅刻したんですって?」
「なっ、なぜそれを…」
夜勤の人にまで、自分の遅刻がバレていた事に、麻美の顔は引きつっていた。