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S級有害図書
第5章 「佐伯優の場合」
「お隣は寂しいわね。いいわ、お情けでコラボしてあげる」
 そう言うと美和が私のブースへ侵入してきて、私の肩に手を回してくる。レアキャラ同士のコラボが人気なのか、たくさんのカメラが私にも向けられる。美和のおかげとはいえ、ちょっと嬉しい。美和が耳元に小声で話しかけてくる。
「優、私に感謝しなさいよ。私のおかげなんだからね」
「う、うん。ありがと・・・」
「じゃあ、こういう趣向はどうかしら?」
「えっ?」
私の両手を後ろに回し、腰のガンベルトにひっかけてあった手錠をかける。
「ちょっと何すんのよっ。外してよ」
「男達喜ばせるには、これくらいしなきゃ」
後ろから浴衣の襟を強引に開いて、優の肩を露出させる。華奢な肩口と共に胸元もはだけ、私の薄っぺらい胸の谷間が見える。
「きゃあああっ!」
男達が歓声をあげて喜び、フラッシュを私に浴びせる。私は涙目で美和を睨みつける。
「そうそう、その顔よ。恥じらう乙女の芝居でキャラを表現しなくっちゃ」
「そういうことじゃなくてっ!」
カメラ小僧達が私に視線を求めてくる。
「咲ちゃん、こっち向いてっ」
「こっちにも目線ください」
フラッシュを一斉に浴び、満足そうに耳打ちする美和。
「要は露出度なのよ、わかる?」
「・・・」
私と美和の周りにどんどんカメラ小僧が集まってくる。盛り上がってくるブース。
 いつの間にか雲行きが怪しくなり、突然雷鳴が轟く。
「きゃっ」
大粒の雨が豪雨となり、会場を襲う。屋根を求めて逃げ惑うカメラ小僧。舌打ちする美和。
「ちっ、盛り上がってきたとこなのに」
私達のブースには屋根がない。当然、私も美和も全身を雨に濡らすことになる。私の衣装が濡れて、ペッタリと肌に張り付き、身体のラインがはっきりとわかる。私にファインダーを向けていたカメラ小僧が友人にそっと耳打ちする。
「おい、あの咲の子、濡れて乳首が透けてないか?」
 よく見ると確かに優の胸元も衣装が濡れて張り付き、胸の突起の形がくっきりと現れ、わずかに透けている。美和が気づいて、耳打ちしてくる。
「あんた、ブラしてないの?」
「浴衣の時は、下着の線が出るから、普通しないでしょ」
「・・・あんたの衣装、ヤバいよ」
「えっ?」
「乳首透けてるよ」
「やっ、やだっ、いやっ」
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