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S級有害図書
第5章 「佐伯優の場合」
 私の頭の中は真っ白になっていた。今日一日で二回もの絶頂を経験し、見ず知らずの男性に処女を奪われた。今もまだ突き上げてくる激しい痛みと快楽に、私は混乱している。最初優しかったあの人はもうすでになく、私の中で一匹の獣が激しく暴れている。自分の身体なのに言うことが聞かない。乳首は丸く勃ち上がり、激しく感じる快感が痛みを凌駕している。
いつのまにか体位が変わっている。足が地に着いた状態で冷たい事務机の上にうつ伏せにされ、お尻を男に向けている。後ろから侵入している獣が私の子宮口を突き上げ、激しい快感で頭の中が白くなる。
「あっあっあっあっああっ、あんっ!」
大きな声で激しくよがっている私。尖った乳首が冷たい机と接触し、擦れて気持ちいい。彼の激しい動きが机にも伝わり、ギシギシと音を立てている。
「あんっあんっあっ、ああっ、ああんっ」
私っていつのまにこんな・・・。
ミシミシッと音がして、机と接触していた仮設テントの支柱が折れる。支えていたローブが緩んでほどけ、仮設テントが脆く倒れていく。テントが倒れ、全裸で絡み合っている私たちの姿が周囲の人の視線に晒される。
「いやぁっ、見ないでっ、あっ、あんっ」
私を犯している獣は理性を飛ばしているらしい。事態を理解していない。それどころか獣は私の尖った乳房をわし掴みにして起き上がらせた。上下に揺れる乳房や、獣を飲み込んでいる膣に、男たちの下卑た視線が集まっているのを激しく感じる。カメラのシャッター音も聞こえる。ケーブルが断線したのだろうか。いつのまにか音楽が消えている。ざわざわする雑踏の中で、私の泣き叫ぶ声が空回りする。
「いやっいやっ、やめてっ、見ないでぇっ・・・助けてっ、誰か助けてぇっ」
 雨の中、大勢の男たちの視線に視姦され、見ず知らずの男に激しく犯されている。恥ずかしく勃って少し火照った乳房。上下に揺れる丸く尖った小さな乳首。獣を咥え込んでいるいやらしい膣。たくさんのカメラや男たちの視線に、私の恥ずかしい全てを惜しげも無く晒している。
「ああっ、いやっ、あっ、あんっ、あっあっあっあっ、ああぁぁぁぁぁんっ!」
雨で全身を濡らしながら、今までとは違う別の快感が、濡れた背筋を震わせる。見られてる。たくさんの男性に私の恥ずかしいとこを見られている。周囲の色が白く明るくなって、私の意識はぷっつりと途切れた。
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