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転生悪役令嬢は甘く、乱される。
第2章 終わり。ではない、転生。
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生と死の狭間という瀬戸際で、
私の頭の中に思い浮かぶ心残りは、やはりレイ王子の事ばかりで。
なんともあっけない一生だったけど……せめて、死ぬ前に大恋愛のひとつもしてみたかったなぁ~なんて。
それこそ、レイ王子のような人と……いや、現実には存在しないか。
「――おい!大丈夫か!!」
トラックから降りてきたらしい、おじさんが青ざめた顔をして、必死に叫ぶ。
見知らぬおじさん……ごめんね。
私が飛び出したせいで、死亡事故を起こしたなんて、本当に申し訳なさすぎる。
願わくば、私の存在なんて、いっそのこと、この世に無ければ良かったのかもしれない。
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