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馨の彼女なんてならない!
第1章 とっくにフラれてる
昨日はええーっと
いつもは行かないバーのカウンターで座ってた。
飲んでたら声掛けてきた
馨(かおる) と再会したんだっけ。
女友達だった琉璃の彼氏だった人。
背が高くて、大人になって少し話しやすくなってた。
顔はうーん、男前にみえてた。スーツ着てるから?
落ち着いて見えた。
学生の時から多くを語らないタイプかな。
当時の担任やら文化祭の話で盛り上がったんだ。
「なんなの?俺に緊張してんの?」
「大人になってんなーと思って」
「そんな褒めても何も出ないから。」
でも新鮮なんだよねー、あの頃は人の彼氏だから
二人だけのときは わざと視線そらしてたもんね。
「ずいぶん探したんだけど、三玲の番号。」
「しらせるの忘れてたわー。」
卒業後は 気まずくなると思って
黙って携帯もかえたんだよね。
「ちょっと…なに…」
「いいじゃん、指長いなーと思ってさ。
数学おしえた恩でも 返してもらおうかな」
本当はさらさら忘れてたけど。
「…なんで今さら…」
担任のここが嫌だったとか、優しかった先生の話とか
酒の力もフルに活用して
人肌恋しかった私もうっかり甘えちゃって
つい…やらかした!!
いつもは行かないバーのカウンターで座ってた。
飲んでたら声掛けてきた
馨(かおる) と再会したんだっけ。
女友達だった琉璃の彼氏だった人。
背が高くて、大人になって少し話しやすくなってた。
顔はうーん、男前にみえてた。スーツ着てるから?
落ち着いて見えた。
学生の時から多くを語らないタイプかな。
当時の担任やら文化祭の話で盛り上がったんだ。
「なんなの?俺に緊張してんの?」
「大人になってんなーと思って」
「そんな褒めても何も出ないから。」
でも新鮮なんだよねー、あの頃は人の彼氏だから
二人だけのときは わざと視線そらしてたもんね。
「ずいぶん探したんだけど、三玲の番号。」
「しらせるの忘れてたわー。」
卒業後は 気まずくなると思って
黙って携帯もかえたんだよね。
「ちょっと…なに…」
「いいじゃん、指長いなーと思ってさ。
数学おしえた恩でも 返してもらおうかな」
本当はさらさら忘れてたけど。
「…なんで今さら…」
担任のここが嫌だったとか、優しかった先生の話とか
酒の力もフルに活用して
人肌恋しかった私もうっかり甘えちゃって
つい…やらかした!!

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