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馨の彼女なんてならない!
第1章 とっくにフラれてる
店から俺の家が近いっていうから

ついあがってしまった。

俺の家にきたってことは見込みあるってことだよな?


美味しいワインあけて、話しもはずんだ。

「そろそろ帰ろうかな…」

てを引かれた、

「泊まっていけよ。」

「え、また今度…」

「今度は 随分さきになりそうだから無理、」

待てないよ


ベッドは馨の匂いがかすかにした。

ベッド借りてごめんね…


「いいよ、別に」

三玲はそういう熟睡しようとした。

「ねぇ、なんで黙って俺から離れたの?



ふわりと大きな手が包んできた。

「なに?寒いの?」

「んな訳ねーだろ。」

「もう少し明るくしちゃダメ?

三玲の身体を見たい…。」

私たち同級生だよ?琉璃のこと、よぎっては消える。

告白したのは琉璃のようだけど 尽くしていたのは

馨だと思った。琉璃が遅刻しようが、食べたいものも

優先して会話してるのも聞こえたし。

こんな優しい彼氏いて羨ましいと思った。

さすがにこの一線を越えてはいけない気がする。

え?今だから気にせず話せる…とこも正直、ある。

ずっと三玲のこと どうしてんのか気になってた。

卒業しているすぐ携帯も変えたし。


「いーやーだ。 恥ずかしいよ。たるんでるとこも

多くあるし。」

「成長してとこもあるんじゃない?」

心?身体?どっち?

クスっと微笑みながら 両方かもと馨は答えた。

サイドテーブルの明かりも暗めに指定。

馨がライトを少し明るくしていくのがわかったから

手を止めた。


「やだ…私、おっぱい小さいから

琉璃の方が大きかったし。」

「いつの話してんの?

関係ないよ。

そのきれいな足もってたら充分でしょ。

ずっと前から…綺麗だなって思ってた。」

またまたー社交辞令うまいんだから。


三玲があせって、馨の手を止めようとしたが

無理なくおわった。

「ふふっ…大丈夫だよ、恥ずかしくないから、

可愛い…もっと変になっていいよ、

俺だけに見せてよ…簡単には嫌いになったり

しないから…」
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