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先輩の彼女を調教してやった
第73章 騙されていく結花
結花は葛藤した。
自分は処女だから、太田が伝えてきた内容に合致してしまう。

せっかく大好きな健治と付き合う事になったのに、処女であるがために、嫌な思いはしたくない。
私は幸せになりたいのに、と頭の中に色々と駆け巡る。

「ど、どうしよう…、わたし処女なんです…」
「いやだ、どうしたらいいの?」

太田は結花のその言葉にニヤリとした。

「結花ちゃん処女なのか?こんな可愛いのに?」
「それはヤバイな、もし俺でよかったら協力してやるぞ」
「もちろん広美ちゃんにはナイショにしといてくれよな」

結花は聞き返した。

「協力?協力ってどういう事ですか?」

太田は躊躇なく答える。

「ん、ほら結花ちゃんの処女卒業に協力してやるって事だよ、俺で良ければ相手になってやるよ」
「すぐには答え出ないと思うけどさ、先輩と付き合いたいなら処女捨てておいたほうがいいぜ、広美ちゃんにナイショにしてくれるなら俺が協力してやるから、取り敢えず連絡先交換しておこうぜ、あとは結花ちゃん次第だ」

冷静になれば、こんなおかしな話しはない。
太田は結花とセックスをしてやると申し出ているのだ。

しかし、太田の嘘により、結花は処女を捨てないと健治に嫌われてしまうと、刷り込まれてしまった。

せっかく大好きな人と付き合う事になったのに、嫌われたくないという思いが、結花を惑わせた。

「わ、わかりました、どうするか考えさせてください、それまで待っててください」

結花はそういうと太田と連絡先を交換した。

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