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第74章 結花の処女喪失

太田の体に結花の細い腕が触れ、胸には結花の服越しとはいえ、やわらなかおっぱいが密着した。
太田の顔の前にある結花の頭からは、女性特有の甘ったるい匂いが漂ってきた。

おそらく男性に抱きつくのは初めてなのだろう。
結花の体が震えているのを太田は感じ取っていた。

「こ、これでいいですか？」

少し震えた声で結花が太田に話しかける。
太田は結花に話を続けた。

「うーん…、もうちょっとギューって、大好きなのー、みたいな感じでさ、じゃないと雰囲気作れないんだよなー」

結花は太田の要求に従い、太田の背中に回していた腕で更にキツく太田を抱き締める。

結花は自分の胸が完全に太田に当たっている事に気がつき顔が赤くなる。
それでも結花は言われた通りに太田を抱き締めていく。

結花は太田に言われた事を思いだし、頭の中に健治をイメージして、今抱きついているのは好きな人だと自分に言い聞かせた。