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夏といえば、寄宿舎生活だよね?
第2章 女子5人と1つ屋根の下に?
ショートヘアの背の高い子、元はショートヘアだが髪が伸びている背のすらっとした子、ショートヘアの背のちっちゃい子、ツインテールの背のちっちゃい子、ロングヘアの背のちっちゃい子の5人だ。
5人とも、体型がスリムで素晴らしく美しい。
まさに眼福といえた。

「男の子~~ッ♡着いたよ~~♡」
ハッとすると、もうそこは寄宿舎の入口。
しかし門扉が完全な鉄の塊で、しかも高さにして5,6メートルはありそう。その両側に連なる壁も2階建てくらいの高さがあり、見た目完全に監獄だった。
あらかじめ渡されていたカードを、その女子たちと共に門扉にかざすと、門扉がギギギーと重厚な音を立て開いた。開いたといっても、幅50センチくらいしか開かない。その狭いすき間を、女子5人と縦一列になって中に入った。

僕が最後尾で中に入った次の瞬間、門扉は再びギギギーと音を立ててガチャーン!と閉まった。
『ああ…、これでしゃばとはおさらばか…』
すると機械音声が、響いた。
<建物番号10番にお進みください>
その声は、先頭を行く例のショートヘアの女子に向かって投げかけられていた。
さてその次の少し髪の伸びたすらっとした女子には…
<建物番号10番にお進みください>
彼女は、え?というような表情。
「おかしいね?これ?1人1建物のはずなのに…」
とショートヘアの女子が振り返って、言ってる。

なんでも、寄宿舎で各自個室で過ごすというのは、実はワンルームの建物が多数立ち並んでいて、各自その建物内で過ごすという意味らしい。
それが、同じ番号の建物に案内されるなんて、おかしいということだ。

さて、3人目の背のちっちゃいショートヘアの女子に機械音声は
<建物番号10番にお進みください>
と言った。
「え~?」
その子が、驚いている。
4人目の背のちっちゃいツインテールの女子にも、機械音声は
<建物番号10番にお進みください>
と言った。
そして5人目のロングヘアの背のちっちゃい女子にも、同じ建物番号に進めと…。

5人が戸惑って顔を見合わせているなか、僕が機械音声を受けた。
<建物番号10番にお進みください>
「えええええ~~~~~ッ?????」
僕が驚く前に、美少女5人がいっせいに驚いて、叫んだ。
僕も、もちろん激しく驚いた。
『えええええー?この子らと、同居しろと?????』
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