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純愛不倫
第1章 【第一章】
亜美(っっっ!!!!!//////////)
1秒の間に色々なことが起きた。
ブレーキがかかった瞬間、斎田さんがよろけた私を、
ドアについていた手で抱きかかえてくれた。
反射的に斎田さんのほうを向いてしまった。
2人の顔の距離はこぶし1つ分。
ドキドキしすぎて、かっこよくて、
時間が止まったかのように、
目が合ったまま離せなくなってしまった。
プシューー - - -
ドアが開き、雪崩のように人が下りてきて、
二人は無意識に小走りになるほど押されながら電車を降りた。
斎田「じゃあ、今日は本当にありがとう。楽しかった。よかったら、また飲みに行こう。」
亜美「わたしもすごく楽しかったです。ごちそうさまでした。また、是非。お疲れさまでした!おやすみなさい。」
そう言って、わたしは足早に乗っていた電車に戻った。
満員なのは変わらず、
次から次に乗り込んでくる人の隙間から、
こちらに手を振る斎田さんが見えた。
この数時間が私の人生を大きく狂わせていく。。。
そんなことを知る由もなく、
自然に顔がほころぶのを抑えられないまま、
家までの時間を過ごした。
第一章 ー完ー