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純愛不倫
第4章 【第四章】
彼がお風呂のドアを閉めたのを確認し、
スマホを手に取る。
翔太 “おーい。返信ないけどどうしたの?”
やはり翔太からの着信で、心配のLINEまできていた。
タクシーの中で確認したとき、返信するのを忘れていたようだ。
亜美 “ごめん。送れてなかった。こずえも話したがってるからまた今度。今日はもうちょっと飲んで帰るね!”
今すぐ飛び出せば、きっと終電に間に合う。
でも、そんなことしたくなかった。
設定をサイレントモードに変更し、
鞄にスマホをしまって、
彼の待つお風呂にむかった。
ドアを開けると、
入浴剤を入れて、泡風呂にしてくれていた。
亜美「わぁーっ!すごい!泡パーティーだ。」
彼に背を向け、お風呂に入ると、
後ろから抱きしめられた。
耳にキスをされ、くすぐったくて肩をあげた。
振り向いて、キスをする。
彼の手がまた、私の膨らみに触れた。
そこでもまた、抱き合った。
泡が消えるまで、いつまでも。
入浴剤の安っぽい匂いが、
妙に鼻について消えなかった。
第4章 -完-