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純愛不倫
第2章 【第二章】

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家までの暗い道を歩いていると、スマホが震えた。
斎田さんを想い、フワフワ浮足立っていた気持ちから、
一気に現実に引き戻され、スマホを取り出す。
亜美(翔太かな・・・?)
画面がまぶしいくらいに光り、
目を細めながら通知をみると、
こずえからの連絡だった。
亜美「なんだ、こずえか・・・」
つい言葉に出てしまうくらいには、落胆した。
この気持ちは執着?何なのか自分でもわからないが、
斎田さんとの時間にあれほど浮かれていても、
翔太からの連絡を待っている自分がいた。
こずえ “二次会来なかったのー?斎田さんも消えたけど、そういうこと(笑)?”
亜美 “大島さんといいかんじに見えたから声かけずに帰ってきた!そういうこと(笑)?部長も帰ったよー。私はもう家に着く。”
きっちり反撃してから、スマホをポケットに閉まった。
つい出そうになるため息を止め、家まで足早に帰った。
亜美(LINE1つで、こんなに気分がかわるの本当に嫌だな。結局普通に帰ってきちゃったし、お風呂入って先に寝よっと)

