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純愛不倫
第2章 【第二章】

玄関のドアを開けると、すぐ目の前にキッチンが見える。
私たち夫婦は2人で1Kの部屋に住んでいる。
全部で28平米。
付き合ってから2年たった頃、転がり込んできた私の家に、
今もまだ住み続けている。引っ越しの予定はない。
亜美「なんで自分が着ていたものくらい、洗濯機に入れられないんだろう……」
何度注意しても治らない、
彼のズボラな性格に腹を立てながら、家の中を片付ける。
昨日の夜飲んでいたビールの空き缶も、
テーブルの上に置いたままだ。
お菓子の包み紙もそこら中に散らばっている。
この部屋に帰ってくるたび、
私は日雇い家政婦なのかなと思う。
無料で家事全般、誘われたらSEXまでできるスーパー家政婦。
生理前には必ずといっていいほど、涙を流しながら考える。
"引き返すなら今だ。"と。

