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純愛不倫
第4章 【第四章】

斎田 “今日はここでもいい?”
亜美 “わかりました。お酒なににしますか?”
斎田 “適当に買っていくよ。今日はつまみも買っていくね。”
亜美 “ありがとうございます!チーズ食べたい。”
どうしたんだろう、と思った。
ホテルのアクセス情報は斎田さんが住む駅を指していた。
大丈夫なのかな?という気持ちもあるが、
深くは考えていなかった。
そんなときスマホがなった。
マナーモードにするのを忘れていて、
慌てて取り出すと、翔太からのLINEだった。
翔太 “やっといい部屋送られてきたよ。来月には引っ越せそうだ!やっぱり粘ると良いってのは本当かも。今週見に行こう!長かったーー。”
一緒に住むようになってから、
LINEなんて送られてきたことなかったのに、
部屋を探すようになってから、よく届く。
亜美(このまま引っ越していいのかな・・・。)
全く乗り気ではなくなってしまったけど、
それを今さら、どう説明しようもないため、
いい物件が見つからなかったのが唯一の救いだったが、
それも今日で終わりみたいだ。
翔太には、スタンプだけ返信して、
マナーモードに設定し、仕事に取りかかった。
木曜日は仕事があっという間に終わるようになった。
楽しみがあると仕事が捗る。
でも今日は、翔太からのLINEで、
これからのことを考えだしてしまい、
全く仕事に身が入らなかった。

