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第17章 屈辱

「私は、麗奈との結婚を諦めないよ…。麗奈を愛してるから……。」

「駿…。」

「麗奈は、過疎地域って分かるかい？」

「過疎地域って、ここもそうじゃない？」


過疎地域とは、人口が減り町や村に住んでる人が少ない地域のことを、そう呼ぶが日本全国には、そういう地域が沢山あった。

私は彼女の、見た夢の風景を教えられていたが、おそらくそれは、どこかの過疎地域ではと考えるようになっていた。


「麗奈…。もう機嫌はなおったかい？」

「駿…。」

「話しの続きは晩酌をしながらにしないかい？過疎地域のことをインターネットで調べながら話そうよ？」

「そうね…。」


その後、お風呂場から出て、パソコンを取りに自分の部屋へ彼女は晩酌の仕度をしに台所へ分かれた。

私が、リビングのテーブルにパソコンを置き台所へと行くと彼女が私が呑むお酒とツマミを用意しているとこだった。


「麗奈は、生ビールかい？」

「うん…。今日も暑いから……。」


彼女が台所を離れた後、彼女が飲む生ビールをつくり私もリビングに入り彼女に手渡しソファーに座った。


「駿…。私――さっきは、ごめんね……。」

「麗奈は何も悪くないだろう？」

「でも――――」

「さあ飲もう…。」

「うん…。」


私にお酌をした後、彼女は生ビールを呑んだ。

晩酌を楽しみながら、インターネットに繋ぎ過疎地域といれ検索をかけた。


「ほらっ麗奈、見てごらん…。」

「こんなに過疎地域って、いっぱいあるんだ――。」


それが、パソコンの画面を見た彼女が最初に言った言葉だった。