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息子の嫁
第1章 嫁との晩酌

「お義父さん食べてみて下さい。叔母の直伝なんです。」
「あの津波で亡くなったという人のですか?」
「うん。叔母は大震災の時に逃げ遅れて――」
その後、彼女がオチョコを口元に運びグイッと、一気にお酒をあおった。
お酒を、一気にあおり口の中に流し込んだ後、流した涙が部屋の灯りに照されキラりと光った。
「そうか……。麗奈さんは叔母さんの事が好きだったんだね?」
「うん。大好きでした。叔母が亡くなった後、お墓の事とか遺産の事とかで色々、ごたごたがあったんですけど叔母さんの旦那さんが眠るお墓で一緒に眠ってるんですよ。」
「そうですか…。じゃあ旦那さんと一緒に眠っているんですね?」
「うん。私、お墓には行けないから月命日とか、お彼岸の日には実家の仏前に置かれてある叔母さんの写真に挨拶に行ってるんです。」
「そうでしたか…。」
彼女は、実家に遺影があると教えた。
「じゃあ私も、麗奈さんの叔母さんに挨拶をしなきゃな?」
「えっ!本当ですか?嬉しい!!私、お叔母ちゃんにお義父さんを紹介したい。」
月命日とお彼岸に彼女と一緒に行く事を約束した。
「お義父さん」
「なんだい?」
「あの津波で亡くなったという人のですか?」
「うん。叔母は大震災の時に逃げ遅れて――」
その後、彼女がオチョコを口元に運びグイッと、一気にお酒をあおった。
お酒を、一気にあおり口の中に流し込んだ後、流した涙が部屋の灯りに照されキラりと光った。
「そうか……。麗奈さんは叔母さんの事が好きだったんだね?」
「うん。大好きでした。叔母が亡くなった後、お墓の事とか遺産の事とかで色々、ごたごたがあったんですけど叔母さんの旦那さんが眠るお墓で一緒に眠ってるんですよ。」
「そうですか…。じゃあ旦那さんと一緒に眠っているんですね?」
「うん。私、お墓には行けないから月命日とか、お彼岸の日には実家の仏前に置かれてある叔母さんの写真に挨拶に行ってるんです。」
「そうでしたか…。」
彼女は、実家に遺影があると教えた。
「じゃあ私も、麗奈さんの叔母さんに挨拶をしなきゃな?」
「えっ!本当ですか?嬉しい!!私、お叔母ちゃんにお義父さんを紹介したい。」
月命日とお彼岸に彼女と一緒に行く事を約束した。
「お義父さん」
「なんだい?」

